農と人生を考える。田舎暮らし日記

家族の幸せで豊かな人生と、農業の明るい未来を夢見る23歳。妻と長女(3歳)長男(まだお腹の中)。現在は憧れの田舎暮らしに向け奮闘中!

子育てについて-3つの柱

今回は、私の子育てにおける考え方について-

 

今現在、9月で4歳になる娘と、妻のお腹の中にボーイがいます。

そんなまだまだこれから手のかかる時期の中、田舎への移住を決断しました。

 

私が子育てにおいて大切にしたいと考えているのは

❶不便益

❷夢ややりたいことをを存分に追いかけさせる

❸イキイキと働く姿・生きる姿をみせる

です。

ちょっと長くなりますが、書いていきます。

 

❶「不便益」

皆さんはご存じでしょうか??

 

不便益とは、日常の中の「不便」を経験することで、考えたり工夫したりする習慣が身につき、自己の成長にとっては有益に働くことです。

 

今や自分が動かなくてもワンクリックで、話すだけで物が買えたり、その場に行くだけで電気がついたりと、

日常生活において、自分自身で「考える・工夫する」といったことは不要になってきました。

たしかに便利になることは、良いことです。特に高齢化の背景を考えれば必要不可欠です。しかし、若い人たちにとって便利がもたらすのは有益なことだけでしょうか。長いスパンで見れば、「考える・工夫する」といった行為を省いてしまうと、衰えてしまうのではないかと私は思います。

 

ではここで、不便益を分かりやすくする例を挙げてみます。

私が一番しっくりきた例は、”富士山” 別にどの山でもいいのですが、

富士山を上るのは大変だろうと、エレベーターを作ったらどうでしょう?登山者は喜びますか?

簡単に言えばこういうことです。登山者は、重たい荷物を持ち、平たんではない過酷な道を、だんだんと空気が薄くなる中、仲間と励まし合い、懸命に登り切った末の「美しい景色」や「達成感」を味わうために上ります。(私は登山経験がないので想像の部分が大いにあります)

 でも登るのは大変だろうとエレベーターを作ってしまっては、登山の目的が損なわれてしまいますよね。

 

説明が長くなりましたが、私が子どもに経験してもらいたいのがこの「不便益」で、移住を決めた要因の一つです。これからは田舎で今よりも不便な暮らしが待っています。子どもとともに、「考え・工夫して」生活していきたいです。もちろん、それを子供の時の財産として、大人になったら好きなところへ行ってもらって構わないのですが👍

 

 

❷夢や、やりたいことを存分に追いかけさせてあげる

厳密にいえば、子育てとは言えないかもしれませんが、

海外はわかりませんが、日本の教育課程、社会では早くて高校入学(もっと早いかもしれません)、遅くても大学卒業時には自身の生きる道がある程度形作られてしまいます。つまり、「夢を持つことは子どものうち」な社会の風潮や形になっていると感じるんです。

例えば、

  • 高校(大学)で何となく入った専門分野で、その道に進むしかなくなった。
  • やりたい仕事ではないけど、就職して忙しくてとりたい資格が取れない
  • やりたいことが見つかったけど今更新たに学校に通えない

このようなことは往々にしてあるのではないかと思います。これは私自身の経験に基づくもので、私も高校・大学と進学しましたが、大学の終わりごろに心理カウンセラーの仕事をしたくなりましたが、上記のような理由で断念。母も同じようなことがありました。

 

また、私はプロ野球好きなので、例に挙げさせてもらうと、元巨人の上原投手、元広島の黒田投手、彼らは高校生の時には無名選手でベンチにいたような選手だったそうです。そんな人たちが、日本で名投手となり、アメリカで世界一のクローザーになったりするわけです。でも彼らが「無名だから」「高校でベンチだから」とその後野球を続けていなければどうでしょう。そのようにプロになることをあきらめた選手は相当な数でしょうが、続けていれば歴史に名を刻むような選手もいたかもしれませんね。

 

ここまで私自身の経験と、野球選手の例を挙げましたが、このように敷かれたレールのために20歳前後で夢をあきらめざるを得なくなるケースがほとんどだと思います。

 

しかし、実際に自分が本当にやりたいことや、自身の生きる上での指針が確立されてくるのは早くても20代半ば頃からではないでしょうか?

私自身ももうすぐ24歳ですが、今、やっと読書ができるようになって、自分の人生の指針ができ、自分に投資することの大切さに気付き、コツコツの積み重ねの大切さを知り…そんな感じです💦

 

だからこそ、海外はわかりませんが、日本の社会の構造は肩身が狭いというか、日本が成長する可能性を狭めているように感じます。

なので、私は親として、子どもには存分に夢を追いかけてもらいたいと思うようになりました。

 

もちろんそのためには、お金も必要なんで、農業頑張らなければいけませんが😅

でも逆に言えばそのための農業でもあって、

  • いつでも頼れるように自分の事業を持っておくこと
  • 今の不安定な時代、自給できる力を持っておいた方が良いと思ったこと

が挙げられます。

 

いずれにしても、大切なのはこういう考え方を後世につなげていくことだと思います。

ここは重要で、子どもにお金の面で不自由させられないと一生懸命に働く方は多いと思います。これは本当にその通りだと思いますし、お金がないと始めたいことも始められない場合もありますからね。

でも私は、それ以上に

❸イキイキと働く姿・生きる姿を見せたい

と思いました。これまで好きでない仕事を、お金のために働いていました。そのため安定はしていましたが、いかんせん好きな仕事でないので、子どもとの時間も「仕事嫌だな…」とか知らず知らずのうちに考えてしまっていたと思います。仕事中は休みを楽しみにし、休みの間は仕事が気になる悪循環に陥って、子どもにはとてもいい姿は見せられていなかったと思います。

しかし、子どもはそういった姿を案外よく見ているものです。このままでは「生きること」「仕事をすること」は辛いことという印象を与えてしまうと思い、考え方を改めました。

 

ざっと子育てに関して今思うところはこんな感じです。本当に人によって考え方が様々で、それでいいと思います。子どもやその後の子孫が幸せになれるよう日々考えていきます🌟